テナガのポイントは、テトラポット、杭周り、アシ周り、護岸際、ゴロタ石等たくさんあります。


石の影を丹念に探る 超浅場にもテナガはいる 木の影になっている部分もチェック

■上の画像のように、ゴロゴロとした石が重なっている場所を「ゴロタ」と呼びます。
ゴロタの間にテナガが潜んでいるので、ポイントは無数にあると言っても良いでしょう。画像のポイントは、新左近親水公園です。

■狙うポイントは石と石が重なった部分や、影になっている部分です。よく見るとテナガの姿が見えたり、長い腕だけがニョキっと見えていることがあります。


多摩川河口のテトラ
■最初の画像は多摩川下流のものです。
このポイントはテトラポット(以下テトラ)が積み重ねられた場所で集合体になっています。単体で並んでいるものもあります。
テトラには角ばったテトラと丸いタイプのテトラがありますが、このように集合体で設置されている場所をテナガWebではテトラ帯と呼びます。

■河口付近のテトラ帯では潮の影響が大きく出るので、干潮時と満潮時にはかなり釣りづらくなってしまいますが、テトラの隙間を覗き、底が見えるくらいの深さの時にはテナガを見ながら釣る事ができて面白いです。
多摩川のテトラ帯は意外に水が澄んでいて、「見釣り」が容易にできます。ただし雨が降ってしまうと濁りやゴミが溜まりまったく釣りになりません。

■テトラの上に乗って釣る場合は危険が伴うので、画像のような角張ったテトラを選択するほうが良いでしょう。個人的な感想ですが、角張ったテトラのほうがテナガがよく潜んでいるような気がします。
もちろん丸テトラでもたくさん釣れます。

テトラの隙間を狙う
■2つ目の画像は、テトラの隙間を上から覗いた状態のもので、穴のようになってることから、『穴釣り』と言います。
シーズン中は赤いラインで囲った場所のどこに仕掛けを落としても釣れるようなポイントで、爆発すれば同じ穴で何十匹も釣れます。このような穴をテナガWebでは『エビ穴』と呼びます。
どこのテトラの隙間も同じ状況かというと、実はそうではありません。テトラでの見釣りは、テナガの姿を探すことから始まります。

■画像では映っていませんが、ここにはたくさんのテナガが水中にいます。偏光グラスを通してみている私には、テナガが沢山見えています。
このように、目で見てテナガの存在を確認し、そこで釣るということが釣果を延ばす秘訣となります。
小さなテナガは慣れないと見つけるのが難しいかも知れませんが、大型は大きなシルエットになっているので、すぐに発見できます。
もちろん闇雲にテトラの隙間に仕掛けを落としても釣れることが沢山あります。

■このタイプのテトラは断面図がこのようになっており、やはりテトラとテトラの隙間、テトラの下の空間部分にテナガが多く生息しています。

■20cm程度の浅場にも生息しているので、こんなところには・・・・と思う場所にこそ仕掛けを落とす価値があります。

■テトラ帯は無数にポイントがあるので、丹念に探り自分用のエビ穴を見つけておくと、シーズン中良い思いができます。

水生植物や杭周りも好ポイント
シーズンインした場所では、浅瀬でもテトラ帯でも、思いっきり深場ではない限りどこでも釣れます。
特に私がよく行っていた多摩川河口付近ではどこで竿を出しても釣れるという状況ですが、それでもやはりテナガが集中する場所というのが存在します。

私の場合、「何でココには人がいないんだろう??」という場所で釣り始めたら爆釣した経験があるので、先入観は捨てて、自分だけのポイントを開拓すると自信もつきます。
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