テナガのシーズンは地域によってシーズンイン、オフが違います。
ここでは神奈川、東京、千葉を対象としており、あくまでも個人的な基準です。

4月中旬頃からテナガがポツポツと釣れ始めますが、この時期に竿を出しているのは待ちきれないテナガ釣り師だけといってもよく、一日粘っても釣れないこともあります。釣れても数尾。
5月に入ると早いところでは開幕して10尾くらい釣れることもあり、5月下旬になると各地で開幕宣言が出て、10〜数十尾上がることもあります。
使う鈎はタナゴ鈎などの小型鈎が有効。赤虫なら通し刺しにする等、丁寧に付けることが肝心。

この時期のサイズは2〜10cm程度が多く、小型がメインです。5月の頭にはすでに抱卵したメステナガが釣れます。

テナガが最もよく釣れる季節。
釣り雑誌や新聞でも特集を組むことがあり、この時期に集中して釣り人が増えます。テナガも濃厚になり、100尾以上釣り上げることも可能な季節。
入れ食いも当たり前になります。

脱皮を繰り返して中型〜大型に成長したテナガも多くなります。鬼殻焼き、フライなどにして食べても大変美味な20cmを超えるテナガも釣れるので、面白く、美味しい釣りができます。
晴天よりも曇り、多少雨の降っている日のほうが活性も良くたくさん釣れます。

真夏になるとテナガの活動も鈍くなり、8月になるとやる気のないテナガが増えてきてあまり釣れません。
涼しい場所、朝、夕マズメ時であれば釣れる可能性も十分あります。日中に狙うのであれば日陰になっている場所を攻める必要があります。

9月に入り暑さが和らいだ頃にまた一時的に釣れ出し、大型が連発で飛び出すことも。好調な場合は10月いっぱいまで釣れますが、それでも一日粘って数尾という結果に終わることもあります。

寒さが本格的になるとほとんど釣れなくなりますが、真冬の雪が降る中でも1尾2尾釣れることもあります。ポイントによってはメスばかりですが、10尾程度釣れることも。
クリスマスの時期に江戸川で10尾以上上がっている実績あり。

釣り人は殆ど狙いませんが、漁では一部盛んになる場所もあります。
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